弁理士と探偵とのシナジー?

こんにちは。元探偵の弁理士の金森です。

 

 

先日、久しぶりに電車(常磐線+東京メトロ銀座線)に乗り、

東京(日本橋)に行ってきました。

 

 

僕自身は、ウイルスなどに対して

あまり神経質に恐怖心を抱くことはないのですが、

 

 

世の中的にソーシャルディスタンスが定着してきている中、

電車内では、必ずしもそうではないという事実を知ることができました。

 

 

なんで間隔を空けて座らないの???

 

まあ、別に良いんですけどね。

 

 

それはさておき、

前回のブログでは、

どうして探偵から弁理士に?というタイトルで、

探偵から弁理士に至る経緯を書きました。

 

 

元探偵の弁理士としては、

このまま終わるのももったいないと思い、

これからは違った観点で探偵と弁理士との関係?について書いていきたいと思いました。

 

 

そうおもった経緯を書きます。

 

 

先日、東京に行ったのは、

ある出版社の方(Aさん)と会うためでした。

 

 

何のために、Aさんに会ったのかというと、

 

 

ある知人から、

僕に本を出してみないかという話があり、

Aさんを紹介されたからです。

 

 

Aさんとの待ち合わせ場所は日本橋の

とある喫茶店・・・。

 

 

余談ですが、都内では打合せによく利用されるR喫茶店です。

 

 

しかし、本を出すといっても、僕にそれだけの知識や経験はまだなく、

 

 

書けることはと言えば、

やはり、

探偵時代の経験しかない?

 

 

その出版社の方と色々と話しているとき、

 

 

ふと、その出版社の方が、

「探偵と弁理士のシナジー」というワードを口にしました。

 

 

「シナジー」?

 

広辞苑第7版によれば、

 

「シナジー」:相乗効果。共同作用。特に、経営戦略で、

事業や経営資源を適切に結合することで生まれる相乗効果のこと。

 

と説明されています。

 

 

探偵と弁理士とを結合して、生まれる相乗効果ってあるの?

 

 

明快な答えなどすぐに出るはずもない・・・。

 

 

そもそも浮気調査などを業とする探偵業と、

特許出願などを依頼人に代わって行う弁理士業とを、

結合させる発想など出てくるはずもない・・。

 

 

弁理士の同期や親しい経営者仲間からは

冗談半分で、

『両方やったら?』

と言われることもありますが(笑)

 

探偵業は想像以上にしんどいんすよ(笑)

 

 

くだらないかもしれないけど、

少しだけ真面目に考えてみたいと思います。

 

 

 

まず、探偵時代に培ったスキル(経営資源?)は?

 

・限られた時間、限られた環境で、状況判断し、目的を遂行する能力

 

・ひたすら待ち続ける忍耐力

 

・話をきくスキル

 

・尾行を撒く術

 

・人を信じさせる話術

 

・特殊なビデオ撮影のテクニック

 

・人の顔をすぐに覚える能力

 

 

うーん、最初の3つくらいしか、利用価値ないな~。

 

 

弁理士になってから身についたスキルや経営資源は?

 

・特許明細書作成スキル

 

・意見書作成スキル

 

・特許法など知的財産関連法域の理解

 

・知財関連の裁判例読解スキル

 

・独自の営業術?

 

・人脈?

 

・知財サロン(全10回開催)

 

・飲食店での知財セミナー

 

 

うーん、

共通点が見いだせないから、

結合することなんて、

できないんじゃない?

 

 

もう少し、掘り下げてみよう。

 

探偵時代に培った、

 

・限られた時間、限られた環境で、状況判断し、目的を遂行する能力

 

って、結構、弁理士になってから、有効活用できていないだろうか?

 

 

 

そう言えば、勤務弁理士時代の始めの頃、

 

ある大手クライアントからの特許出願の超特急案件を担当したことがありました。

 

 

大手クライアントからの特許出願依頼には、期限があります。

 

通常、依頼されてから1か月程度だったと記憶しています。

 

 

依頼を受けた超特急案件は、

次の日までにドラフト(案文)を作成して欲しいというもの!

 

 

頭の中はパニック状態!!!

「無理だ~(心の叫び)」

「でもやるしかない!(心の中での決意)」

 

 

まだ全然一人前とは言えない状態での明細書作成で、

しかも期日が1日?

 

 

これを半人前の自分に任せる所長(当時)も所長だが、

(もちろん、こんな貴重な経験をさせてくれた所長には感謝しています💦)

 

 

「やります」といった自分も

正気の沙汰ではない・・・

 

 

それでも、人間というのは、極限状態で

かくも力を発揮できるものだと

自分で感心しました。

 

 

結局、どうにかこうにか、

次の日までに、

この超特急案件の特許明細書のドラフトを書き上げることができました。

 

当然、徹夜でした(笑)

 

 

振り返ってみると、探偵時代には、極限の状態に追い込まれることが、しょっちゅうありました。

 

 

・尾行中に対象者を見失ってしまい、

冷や冷やしながら探しまくったこと

 

・どう考えても怪しいに決まっている場所で、

何とかして張込をしなければならなかったこと

 

・月明りもない真っ暗闇で証拠映像を撮影しなければならなかったこと

 

・1週間もの間、部屋から一歩も外に出ない対象者の映像を撮影するために、

持てる探偵術のすべてを使ったこと

 

・やぶ蚊の大量発生する茂みに潜んで、

証拠映像を撮影しなければならなかったこと

 

 

こういった経験が、極限の状態を切り抜けることに活かされているのかもしれませんね。

 

 

って、これ、シナジーでもなんでもないな💦

 

シナジーについては、また、改めて考えることにしよう。

(続く)

 

 

以上、とりとめのない僕の話をここまで読んでくれた皆様に感謝申し上げますm(__)m

 

 

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