「弁理士」と「弁護士」との違い

ビジネス交流会などに行き、

初めてお会いする経営者の皆様と名刺交換すると、

 

ほとんど(僕の感覚では約8割程度)の皆様が、

 

「弁理士って初めて聞きました」

 

「弁護士さんですか~」

 

「何をされているんですか?」

 

って言われます。

 

弁理士が、一般的にはマイナーな資格であることを

物語っているように思います。

 

いや、ご存知ないのは止むを得ないとして・・・

 

「弁護士さんですか~」は

いかがなもの?と思うわけです。

 

確かに、一般的には

弁護士の方が圧倒的に

メジャーです。

 

でも名刺に「弁理士」って

書いてありますやん(笑)

 

文字が小さいので、

見えづらい点はお詫びしますm(__)m

 

でも、これある意味、仕方ないな~

と思うわけです。

 

「弁理士」と「弁護士」とを

見比べると、

 

一字違いですもん(笑)

そりゃあ、見間違いますよ(笑)

 

しかも一文字目と最後の文字が同じですもん(笑)

 

なんでこんなに似てるの~(悲鳴)

 

でもですよ、

実はですよ、

本来は二文字違うんですよ。

 

「弁理士」は、本来

「辨理士」と表記され、

 

「弁護士」は、本来

「辯護士」と表記されるんです。

 

「辨」や「辯」は旧字体です。

 

旧字体で表記すると、

その漢字の態様から

意味が異なるだろうな

ということが直感的に

分かると思います。

 

「辨」は

『わける。見分ける。わきまえる。違いをあきらかにする。』

という意味で、

 

「辯」は

『言葉でおさめる。説得する。議論する。言い争う。』

という意味です。

 

こうしてみると、両者の意味は全く異なります。

 

また、旧字体で表記すると、

「辨理士」と「辯護士」とで

まったく異なる職業であることが明らかに分かると思います。

 

しかも、「辯護士」の場合、

「辯」の一文字だけでも、

「弁護士」をイメージ通りに表すことにならないでしょうか?

 

一方で、「辨理士」の場合、

旧字体にしても、

どんな職業かいまいち分かりにくいかもしれません。

 

ただ、「弁理士」が、

二つのものを見比べて、

両者が似ているかどうかを

判定したり、鑑定したり

する業務を行うという点に着目すれば、

 

「辨」の意味の「見分ける」などから業務の一端が

うかがえるのではないでしょうか?

 

とはいっても

「辨」と「辯」で表記し直しても、

「辨理士」と「辯護士」

やっぱり似てますね(笑)

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